インド珍道中記~香りはどこへいったのやら~前編

こんにちは、ノリコです。


棚を整理していたら、こんなお香が出てきました。

ナイトクイーン1



インセンスの「ナイトクイーン」です。
このところ、
お線香を焚くことが多いのですが、
以前はこの三角型のお香をよく焚いていました。

そもそも、お香が好きだったのは私ではありません。
お香が好きだったのは夫です。
付き合っていた頃、
夫が「このお香が好きなんだ〜」と
よく焚いていたのが
『アンバー』と『ナイトクイーン』。
雑貨屋さんですぐ買えるお香だったし、
私も好きな香りなので、
なくなれば買うを繰り返していました。

棚の中から出てきた『ナイトクイーン』と久しぶりにご対面。
そもそも「ナイトクイーン」って何の香りなんだ?
夜の女王??

箱をみると、上に小さく
「HINDU GOD'S INCENSE」
と書いてある。

ナイトクイーン2



ふ〜ん、ヒンズー教の香りなのかしら?
インドって、そんな香りがしていたかしら?

実は私、20年ほど昔の20代前半、
4泊5日のツアーでしたが、
友人と2人で、インドを旅行したことがあります。
ツアーといっても、私と友人だけでしたが。

なぜインドに行ったのか?
答え→若いうちにしかいけない所だと思ったから(笑)

私、海外旅行は
片手で数えるくらいしか
行ったことがないのですが、
この中でインパクトNo. 1はインドでした。

デリー・アグラ・ジャイプールという
ツアーのパンフレットでは
「ゴールデントライアングル」と呼ばれていた
観光地を巡るツアーでした。
実は、何を見たかはほとんど覚えてないのですが、
あまりに記憶に残る、面白い旅行だったので、
ここでその珍道中を紹介させてください‼︎

踊るマハラジャ2



インドに行ったのは仕事の夏休みを利用した、7月上旬。
暑かった〜!!

現地では日本語ペラペラの
インド人のガイドさんがついてくれました。
ガイドさんが観光名所を説明してくれたのですが、
ある建物の前で

フマユーン廟



ガイド「こちらは◯◯王の『びょう』です」
私「びょう?」
ガイド「はい、『びょう』です」
私「(…『びょう』って何だろう?)」

私が知っている『びょう』は「がびょう」しかありません。
なんのことだろうと思いました。
最近になってわかりました、
『びょう』は霊廟の『廟』ね。
でも日本に『廟』って、あまりありませんよね⁇

インド人なのにガイドさん、
よくそんな言葉を知っているな〜。
というか、
インド人が知っていて、
日本人の私が知らない言葉があるってどうよ?

カレー



インドと言えばカレー。
きっと日本人が食べたがっているのを知っていたんでしょう、
夕飯はカレーでしたよ。
しかも毎晩…。
1日目は大喜びでしたが、
毎日同じメニュー。
毎日豆カレー、マトンカレー、ヨーグルトカレー…
さすがに4日目には「もういらない」になりました。

チャパティー
(インドでは「ナン」ではなく、写真↑の「チャパティ」というもので、
カレーを食べてました)



インドの名物と言えばカレー。
では、インドの観光名所と言えば?


当然、タージマハルでしょう。


タージマハル、行きましたよ。

タージマハル



しかしここで問題発生。
宗教上の理由で、
ガイドさんはタージマハルには入れないので、
タージマハル内は私と友人の二人で、
拝観するように言われる。

入り口までガイドさんに連れて行ってもらい、
「タージマハルは大変危険だから、注意するように!!」
と注意を受け、チケットを渡される。


さあ、いざ出陣‼︎


と、入り口を入ってすぐに、
外国人観光客の奪い合いで群がる、
インド人タージマハル案内人の中へ。

無視して中へ進んでいこうと思ったのに、
横からそんな群れの中の一人のインド人に、チケット奪われる‼︎!!

驚いてチケットを取り返そうと、インド人の後を追うが、
どんどん前に進んでいかれ、
ガイドを始められる始末。

仕方なく、
インド人案内人の英語の案内を聞き、
ついていく私たち。
(英語がわからないから、必死に聞き取ろうとして、
つい真面目にガイドを聞いてしまう。)

案内人は、タージマハルの説明をしてくれている(らしい)のだが、
そのうちに、
寂れた裏門のようなところに連れていかれる。
門の向こうには、人っ子一人いない参道のような道が…

さすがにこれはまずい‼︎と思い、
友人と元来た道をダッシュ‼︎

入り口につくと、
ガイドさんが、あまりに時間が遅くなっている私たちを、
今か今かと待っていた。
事情を説明すると、
ガイドさんは「なぜ、そんな人についていったんだ‼︎」と怒りだす。

ガイドさんの怒りは収まらず、
ホテルに着いてからも、
ラウンジで説教を食らうこと1時間。


ガイドに説教される観光旅行なんて、他にない。


今となっては、タージマハルで何を見たかなんて、
何にも覚えていない。

インド珍道中はこれだけでは収まらない。
でも、長くなってしまったので
続きはまた明日!!