12月18日は「世界アラビア語の日」

こんにちは、ノリコです。

砂漠をいくラクダ



「世界アラビア語の日」があるのをご存知ですか?

「世界アラビア語の日」は
アラビア語が国連共用語になったことを記念し、
毎年12月18日と定められたそうです。
2010年に制定されたようなので、
比較的新しい記念日ですね。

私は昨年、「世界アラビア語の日」の存在を知りました。

というのも、この日に
「世界アラビア語の日」の記念式典が行われるのですが、
日本で「世界アラビア語の日」の記念式典が行われるのは、
港区にある、サウジアラビア王国大使館付属のアラブイスラーム学院。
友人がこのアラブイスラーム学院で学んでおり、
友人が私を招いてくれたのです。
(以前に調香師マリコも、ブログに書いていました。その時のブログはこちら)
https://matoi.sekizen.co.jp/index.php?QBlog-20161220-1

アラブイスラーム学院



白い建物の入り口を入ると、
そこは日本なのに、日本ではありませんでした‼︎
すべてがカルチャーショック‼︎

アラブの文化に触れたことがなかったので、
すべてが新鮮でした。
礼拝堂
コーラン(本当はクルアーンというらしいですね)。
アラビア文字(右から左に向かって書くということを知りました‼︎)
トイレ(礼拝の前に手を洗うため、手洗い場所が特別!)

礼拝堂で記念式典は行われたのですが、
記念式典には日本の方もいましたが、
当たり前ですが、日本人よりもアラブの方のほうが、
たくさん出席されていらっしゃいました。
本当にここは日本なの⁇と、
自分がどこにいるのか、わからなくなるくらいでした。

友人は在校生代表として、
サウジアラビアの国歌を斉唱したのですが、
またサウジアラビアの国歌もカルチャーショック‼︎

「君が代」を歌う我々日本人は、
真剣な表情で国歌を斉唱すると思うのですが、
サウジアラビアの国歌は、
皆さん、笑顔で歌っているんです‼︎
何を歌っているのかはわからないけど、
「何て明るい国歌なの⁉︎」
とビックリ。
世界にはこういう国歌もあるんだと、
とても刺激を受けました。

さて、このアラブイスラーム学院で驚いたものの中に、
「香り」もありました。

入り口を入ってすぐに、異国の香り‼︎
かすかに薫るなんてものではなく、
強烈に薫っているんです。
その香りが、さらに私を「自分がどこにいるのか」
わからなくさせていました。

どこからその香りが漂ってくるのか、
何の香りなのか、
どうやってその香りを出しているのかわかりませんでしたが、
礼拝堂だけでなく、
建物全体をその香りが包んでいました。

香炉



香りと国。
香りと宗教。

その結びつきを強く感じさせられました。
異国には、その異国に特徴的な香りがある。

その国の人にとって、
その香りはなくてはならないものであり、
生活の香りとして根づいているんだなと感じました。

日本では、
お寺に行けばお線香の香りがしますが、
仏壇のないご家庭が増えてからの日本は、
日常生活はむしろ無臭。
いや、
最近は洗剤や柔軟剤の香りに
侵略されているかしら?

もし、外国の方が日本に来たら、
「これが日本の香りです」
と洗剤の香りではないものを
感じさせてあげたいわ。

線香



今年も「世界アラビア語の日」の記念式典が行われるようです。
一般の人も参加できるようですので、
気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
http://www.aii-t.org/j/event17.htm