小鼓で日本を感じよう

こんにちは、ノリコです。

ママ小鼓



今日は、責善学舎から「こんな活動をしています」というご案内を。




責善学舎には、5つの部門があります。
小・中・高校生の学習塾「和光無限塾」と「ふじみ野アカデミー」。
大人の方の英語の学習をサポートする「大人の英語塾」。
お子さんの学習を食から支える「脳力ごはんプロジェクト」。
学習環境を衛生面から支える除菌消臭水「プリュテック」。
そして、このブログをお届けしている香り「まとい」。

その中で今日は、
学習塾「和光無限塾」「ふじみ野アカデミー」が明日行うイベントをご紹介します。


突然ですが、「小鼓」を鳴らしたことはありますか?


おそらく、
「小鼓」を本で見た、テレビで見たという方は
多いと思いますが、
生で小鼓を見たことがあるという方は、
少ないのではないでしょうか。

まして、小鼓に触ったことがあるという方は、
ほとんどいないのではないでしょうか。

そんな小鼓に触れてみる「小鼓体験教室」を
明日、塾生&塾生保護者様向けに開催します。

小鼓



なぜ、勉強とは全く無縁の小鼓を
わざわざ塾生に体験させるのか?

このところ私には、
自分の中でもやもやしているものがあります。
それは、


「日本人は日本のことを、本当に分かっているのだろうか?」


ということ。
これはもちろん、
私がまったく分かっていないことに端を発します。




先月、アメリカのトランプ大統領の来日に先立ち、
大統領補佐官であり、トランプ大統領の愛娘でもある
イバンカさんが来日されました。

大統領補佐官としてはかなり異例の
「おもてなし」を受けたことが話題になりました。

連日のイバンカさんフィーバーで、
ニュースやワイドショーにも大きく取り上げられ、
私もテレビでその姿を拝見していました。

そんなニュースの中で、気になる一コマがありました。
安倍首相がイバンカさんと会食をした際に、
サプライズで雅楽で「ハッピーバースデー」をプレゼントしたそうです。

数日前に、イバンカさんが誕生日を迎えていたということで、
「日本文化でお祝いを」ということでしょうか。

なるほど、大統領や大統領補佐官とは行かないまでも、
私たちも海外からお客様をお迎えしたとき、
当然「日本文化を堪能してほしい」と色々プランを練ると思います。
要人となれば、なおさらでしょう。

しかし、先ほどの雅楽の演奏のニュースを見て私が感じたのは、
「日本人で雅楽の演奏を生で聴いた人は、どれくらいいるのだろうか?」ということでした。

雅楽



日本人として、「雅楽」という言葉と、その音色は
テレビなどで聴いたことがある人がほとんどだと思いますが、
では実際に雅楽を見た人は大勢いるのか?ということに、
疑問を持ったのです。

紹介する側の人間として、
いったいどれくらい日本の文化を知っているのだろうか、と。

同じように、日本の伝統文化として、
能や歌舞伎、狂言があげられると思いますが、
先ほどの雅楽同様、
これらの芸術を生で見たことのある人は、
どれくらいの割合でいるのでしょうか?

能



話は変わりますが、こちらもワイドショーで
(とくに、ある番組においては大きく)
取り上げられましたが、
先月末アメリカで開催された「2017ミス・ユニバース世界大会」に
日本代表として阿部桃子さんが出場しました。

惜しくもグランプリは逃しましたが、
特別賞の「ナショナル・コスチューム賞」を受賞されました。

私はワイドショーでこの賞を受賞した際の映像を見たのですが、
阿部桃子さんは忍者風の衣装で登場し、
早替えで着物に扇子という衣装へ。
会場は大きく沸いていました。

ミスユニバース



この衣装が「ナショナル・コスチューム賞」を受賞したということは、
衣装の斬新さもそうですが、
忍者や着物といった日本文化を、
海外の方は求めているのではないか、と思いました。

最近では、修学旅行が海外である高校が多く見られます。
言語学習が目的だと思いますが、
他に異文化交流も目的になっているように思います。

これは、高校生のお子さんがいらっしゃるお母さんから聞いた話なのですが、
そのお子さんの通ってらっしゃる高校は、
修学旅行はニュージーランドへ行き、ファームステイをされたそうです。

事前に学校から、ステイ先へお土産として、
日本的な物を購入しておくように伝えられており、
お子さんは「扇子」を用意して、ファームステイに望んだそうです。

扇子



ステイ先に着き、
お土産の扇子をホストファミリーに渡したそうですが、
ホストファミリーは全然喜んでいなかったそうです。

お子さんはなぜだろうと思ったようですが、
すぐにその理由がわかったそうです。

ホストファミリーは受け取った扇子を棚にしまったそうですが、
その棚には今まで受け入れてきた修学旅行生たちの
お土産として受け取った「扇子」が、
ずらっと並んでいたそうです。

今、小学生から英語の授業が取り入れられ、
国際人になることを目標としていますが、

では、英語ができる、話せる、書けるようになったとして、
いざ海外に出た時に、「あなたはどういう人間なんだ」と聞かれたとき、
日本人である自分が、日本人であるということを、
どれくらい伝えられるでしょうか。

私たちの学習塾では、
英語4技能の獲得を目指し、指導をしています。
英語が読める・書ける・聞ける・話せるにこしたことはありません。
しかし、英語はあくまで「ツール」です。
英語を道具として、それを使いこなさなければなりません。

せっかく英語を取得したのに、
その英語を使いこなせる「土台」となるもの、
日本人としてのアイデンティティがなければ、
世界で活躍することは難しいでしょう。

コミュニケーション



そのような想いから、
今回日本の伝統楽器である『小鼓』を
塾生の皆さんに体験していただこうと考えました。

小鼓は日本の伝統の音ではありますが、
楽器そのものも、伝統工芸品として、大変価値のある楽器です。

世界にはバイオリンの「ストラディバリウス」のように、
名器と言われる楽器が存在しますが、
実はそのストラディバリウスよりはるか以前に、小鼓は作られ、
そして今でも演奏されている、大変珍しい楽器でもあります。

今回はその大変価値のある「小鼓」を、
生徒さん、保護者の方に実際に鳴らしていただきます。

しかも、小鼓の指導をしてくださるのは、
国立能楽堂、東京芸大を経て、
フリーの小鼓演奏家として活躍されている今井尋也先生。

今井尋也先生



プロの演奏家に指導していただくのです。

これから先、塾生さんが卒塾され、世界で活躍する時に
きっと役立つであろう体験を、
私たちは提供したいのです。

いよいよ明日が体験教室。
塾生さんの中には
「小鼓ってなんですか?」
という生徒さんもいらっしゃいました。

初めてみる小鼓。
どんな感想が待っているのでしょうか。
私もとても楽しみにしています。

小鼓2



明日の体験会の様子は
「責善学舎」のブログで報告したいと思います。

責善学舎について、
「なかなか面白いことしているんじゃない?」
と感じられた方は、
ぜひこちら、責善学舎のHPを
ご覧になっていただければと思います。
↓↓↓
https://sekizen.co.jp/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。