お線香をあげる意味は

お世話になっている方への贈り物に、
お線香を作っています。

仏壇にあげたり、
お墓参りのときに焚いたりするのに合うように、
しっとりとした落ち着きのある香りに仕上げました。

線香作り



お相手の方が使われる場面を想像し、
香りを確認しながら、
お香を重ねていく作業。

私にとってもお香を作る時間は
心が落ち着くひとときでもあります。

これでお線香を使われる方が喜んでくださったら、
最高にうれしいですね。

最近の市販されているお線香は
「煙が少ないタイプ」だったり、
「消臭タイプ」だったり。

もう「消臭」なんていうのは、
お線香の本来の用途とは違っている気もするのですが、
毎日使うとなったら、
生活に関係のある方が売れるので、
こういったお線香もたくさん出回っているのでしょう。

けれども
仏壇につかうお線香は本来「供養」のためのもの。
「香り」や「煙」は
仏様の食べ物と言われています。

ですから、お線香は
「良い香り」で「煙が出る」ものが
本来のお線香と言えるでしょう。

お墓参り



来月にはお彼岸もあります。
線香を焚くという行為が
「線香を焚く」という作業に終わらず、
立ちのぼる煙と香りで
亡くなった方やご先祖様に
喜んでいただけるような線香を使うのも
供養のひとつではないかなと思います。