天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンド。あなたならどちらを買いますか?

【問い】
天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンド。
あなたならどちらを買いますか?

指輪



どちらも見た目では見分けがつきませんよね?
どちらも美しく、どちらも輝いています。
人工ダイヤモンドは、人工的に作られたからといって、
偽物というわけではありません。

しかし、天然と人工。
お値段に差があります。

ですから、どちらを買うかは
その人の価値観によるところが大きいでしょう。

見た目がほぼ変わらないのであれば、
価格の安い、人工ダイヤモンドを買う人もいるでしょう。

天然であるというところに価値を見出す人であれば、
天然ダイヤモンドを選ぶでしょう。

お香も同じことが言えると、私は思います。

お香の中で最もポピュラーな
「お線香」で考えてみます。

お線香を作る材料は
「香料・のり剤」
この2つです。
このうち『香料』について見てみます。

『香料』にも「天然のもの」と「人工のもの」があります。
天然のものとしては
日本で昔からお香づくりに使われている
『沈香』や『白檀』、『丁子』といった香料があります。
これらは主に樹木や草木、樹脂から採られます。

ほかに線香に使われる天然の香料に「精油」がありますが、
残香性の点で、使われる精油は多くはありません。

一方「人工」の香料というのは「フレグランスオイル」
つまり「合成香料」です。

「合成香料」には
自然のものから、特定の香りの成分を取り出してつくられた香料と、
人工的に合成されて作られた香料があります。

天然香料と合成香料。
お値段はダイヤモンドと同じように、
天然香料の方が高いです。

では、市販されているお線香は
どちらの香料を使っていると思いますか?

私の肌の感覚でいうと、
多くの線香は「合成香料」を使っていると思います。
というのは、
もし天然香料のみで作られていた場合、
「天然香料だけで作りました!!」と
書いてあると思いませんか?

「和の香り調合体験」に参加していただいた方の多くが
「天然の香料の香りが、こんなに優しいとは思わなかった」
とおっしゃいます。

そう、天然の香りって、とても穏やかです。

一方「合成香料」を使ったお線香は、
天然のものより香りが強いため、
お線香を作るとき、
材料としての香料は、少量で済みます。
お線香に仕上げた場合にも、香りは強めです。

しかも合成香料から作られるので、
品質が安定していますし、材料も安定して供給されます。
ですから、コストも低く抑えられ、
お線香としての香りの品質も
変動はほとんどありません。

天然香料の方は
天然であるがゆえに、
いつも同じ香りであるとは言い難く、
価格も変動があります。
野菜や果物と同じですね。

そもそも天然香料には、
希少価値が高いものが多く、
中にはワシントン条約で規制されているものもあります。

画像の説明



これらを踏まえると、
天然の香料で作られたお線香の値段が高くなるのは
少しお分かりいただけると思います。

とすると、
100円均一のお店で売られているお線香は
天然香料を使ったものなのか、
合成香料を使ったものなのか・・・?
もうおわかりですね。

天然香料使ったお線香と、合成香料を使ったお線香。
見た目はどちらも同じです。
しかし、使われている材料を考えた時に、
どちらを使いたいかは
時と場合、その人の価値観によるところが大きいと思いますし、自由です。
どちらも使うというのもありです。

でも私が皆さんにお伝えしたいのは
「一度でいいから、天然香料で作られたお線香の香りを嗅いでみてください」

自然から採られた香り。
自然そのものが作る香り。
その香りはとても優しく、
私たちの心を癒してくれます。
それは昔も今も変わりありません。

ぜひ一度、
天然の香り=本物の香りで作られたお香を使ってみてください。

来月10日には表参道駅近くで開催されるイベントに出展いたします。
こちらのイベントのテーマは
『求めるのは 本物』

私、神澤は
天然香料で作ったお香の販売と、
天然香料のみで作る和の香水「塗香づくり」ワークショップを開催します。

本物の香りを知りたい方は、遊びに来てください。
イベントの詳細はこちら↓↓↓
Wellness marche(美容・健康フェア)

お待ちしております。