仏教とお香

先日、東京国立博物館で開催中の
特別展「国宝 東寺ー空海と仏像曼荼羅」
を見てきました。

帝釈天騎象像



タイトル通り
ほとんどの出展品が国宝もしくは重要文化財で
凄いの一言。

1000年も前のものが
破壊もされず
盗難にもあわず
こんなにもたくさん
こうして現存しているということに驚きました。

日本という国土は
様々な要因が重なって
2000年もの間、
数回の他国からの襲来はあったものの
ひとつの国が続いているという
世界ではとても稀な国。

これらの日本の誇るべき宝、
未来まで大切に継承していかなければなりませんね。
そして、そのことを
日本人が実感することも大事なのかもしれません。
もちろん、私も含めて。

ところで、ご存知のように
仏教とお香は深い関係にあります。

お香はもともと日本で生まれたものではなく、
仏教とともに日本に入ってきたと言われています。

仏教儀式にお香は欠かせません。

今回見た特別展では
真言宗で最重要の秘密の儀式
『後七日御修法(ごしちにちみしほ)』
という儀式の道場が

「高僧がこの位置に座し
仏様の並び方はこの順番で
こういう仏教宝具が使われて
それぞれの配置はこんな感じ」
というように
展示室いっぱいに再現されていました。

そして
この五鈷杵やお鈴などの宝具と一緒に
お香、それに香炉が並んでいました。

お香は場を清めたり、
また自分自身を清めたりするもの。

この『後七日御修法』という儀式でも
清め、そして祈りのために
1,000年以上前から今日に至るまで
お香が焚かれてきたのでしょう。

そんな展示を見ながら
「この最重要と言われる儀式では
どんな名香が焚かれたのだろう」と
想像が膨らんだ私でした。



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