「正倉院の世界」蘭奢待は想像より…

先週末、11月24日まで東京国立博物館で開催されていた
「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」を
観に行ってきました。

正倉院の世界1



私のお目当ては、「蘭奢待(らんじゃたい)」。
正倉院宝物目録の名称は「黄熟香(おうじゅくこう)」で、
蘭奢待は雅名になります。

正倉院の世界2



蘭奢待の文字の中には
「東・大・寺」の文字が隠されており、
こういうところに私はズキューンとくるのです(笑)

この蘭奢待。
沈香という香木なのですが、
私はお香の勉強を始めてから知りました。

「国宝」ではないけれど
正倉院に宝物として保管されているほどの木。
各時代の権力者が欲した香木。
一度見てみたいけど、
もしかしたら一生見れないかも?と思っていただけに
実物を観れるとなったら心が躍りました。

そして実物をみて
「観に来てよかった〜」の一言。

当然そのお姿は資料では見ていたのですが、
私が想像していたより大きかった!
資料にサイズは書いてあったはずなのに
資料の画像を見て、
勝手に30cmくらいのものを想像していたんです。

でも実物は1メートルを超える大物。
だから義政や信長が切り取った部分も
想像よりガッツリ切り取られていました。
「百聞は一見にしかず」とはこのことですね。

義政・信長・明治天皇が切り取ったあとは
誰が切ったのかわかるように
付箋で印されているのですが、
その付箋ですら年代物でした。

そして蘭奢待を入れるために綱吉が作らせた
木箱も展示されていました。
当然その箱には鍵もついている。
いかに蘭奢待が大切にされてきたのかがわかりました。

この蘭奢待の香りを嗅ぐことはできませんが、
何百年もの間、
天下人を魅了し続けてきた香木の香りは
きっと極上の気分にさせてくれるものに違いないと
妄想を巡らせたのでした。




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