和の香りはお好き??

こんにちは、ノリコです。

円覚寺線香②



先日、鎌倉を散策してまいりました。

鎌倉といえば「神社仏閣」。
たくさんの緑に囲まれた
お寺や神社を散策するのは、
とっても癒されます。

お寺では堂内に入って、
仏様を近くで拝観できる寺社もあり
これもまた癒しの時間。

日頃の忙しない時間の流れが、
急に止まったかのような感覚に陥ります。

そしてもう一つ。
私の癒しは、お寺の「香り」。
お線香の香りが
「あ〜お寺に来たな…」
と私を別次元へと連れて行ってくれます。

今回訪れた「円覚寺」には、
円覚寺の香りのお線香が売っていましたよ。
せっかくなので、
自宅でもお寺の香りを楽しむために、
お線香を買うことにしました。
売店のお姉さんの説明を聞き、
2つのお線香をチョイス。
それがこちら。

円覚寺線香



左が「円覚」という名のお線香。
右が「瑞鹿」という名のお線香。

円覚寺は臨済宗円覚寺派の大本山ですが、
寺社名は「瑞鹿山円覚寺」。
2つのお線香は、そのままズバリ、
円覚寺の名前を掲げたお線香なんですね。

お姉さんの説明に寄れば、
「円覚」は白檀がベースのお線香。
「瑞鹿」は漢方が配合されたお線香。

「円覚は、どなたにでも気に入っていただける香りです。
瑞鹿は、中には『お寺くさい』と倦厭される方もいて。
私は好きなんですけどね」
とお姉さん。

思わず
「え〜‼︎そのお寺くさいのがいいのに〜」
と言うと、お姉さんも
「そうですよね♡」
と意気投合。

そっか、
お寺くさい香りは嫌われるのか。

お線香に何を求めるのかで、
好き嫌いが分かれるんでしょうね。

とかく、
自宅に仏壇がない家が増えて、
(我が家にもないんですが…)
お線香に触れる機会が少なくなっている現代。

ちまたにあふれているのは、
洗剤や柔軟剤をはじめとする
合成された「洋風」な香り。

香水を身につけることはあっても
アロマキャンドルを灯すことはあっても
「線香」を身にまとう人はいない…
(あ、お坊さんはまとうのかな?)

日本人とはいえ、
身近にあるのがほとんど「洋風」な香り。
日本の香りがどんどん遠ざかっていて、
線香の香りがいい香りではないと
感じてしまうようになったのかもしれないですね。

よく見かけるスティックタイプのお香や、
三角のインセンスも、
和テイストのものもありますが、
洋風な香りのものも多く見かけますし、
お香のタイトルが和風なものでも、
よくよく能書きをみると、
アロマっぽいものだったりして。

純和風な香りが
もはやどういう香りなのか
わからなくなってしまっているのかもしれませんね。

私は香水もアロマも好きですが、
お線香の香りも大好きです。
お寺の香りも
「お寺くさい」と言わずに
「これが日本の伝統の香りか♡」
と、その違いを楽しめればいいなと思ってます。

円覚寺線香③



ちなみに私の感想は
「円覚」は滑らかな柔らかさ、温もりのある香り。
「瑞鹿」は濃厚な、ズッシリとしたいぶし銀のような香り。

どっちも好きだ〜〜‼︎

そしてお姉さんは
取っておきの香りの楽しみ方を教えてくれました。
「片方ずつ焚くのもいいですが、
円覚・瑞鹿を両方一緒に焚いて、
ミックスした香りを楽しむのもいいですよ」
と。

なんと‼︎両方一緒に‼︎
試しにお姉さんに、両方一度に嗅がせていただくと…
お〜、違う香りになっている♡
こんな楽しみ方もあるんだ‼︎
新しい発見です。

円覚寺線香④



さあ、次はどんなお線香に出会えるかな♡

最後までお読みいただき、ありがとうごさいました!!