『鑁阿寺の香り』

毎日よく降りますね。
雨の日は、なんだか気分も下がり気味。
そんなときは、その日の気分で、
和風・洋風問わず、好きな香りをチョイス。
気分転換をしています。

こんにちは、ノリコです。

今月上旬のことですが、
夫が足利に出張に行ったときに、
お土産にお線香を買ってきてくれました。
こちら、鑁阿寺の香りです。

ばんな寺線香①



金色の文字がまぶしい~~☆☆

鑁阿寺。

見たことのない漢字ですが、
これで「ばんなじ」と読みます。

足利市にある真言宗のお寺で、
足利氏の氏寺となっているお寺です。
本堂は国宝に指定されており、
他にも多数、
重要文化財に指定された建造物・書物などがある、
由緒あるお寺です。

私は以前、一度お参りしたことがあるのですが、
お堀に囲まれた広大な敷地のお寺で、
見所もたくさんあり、
また参拝したいなと思っているお寺です。

ばんな寺
(こちらは鑁阿寺の本堂。画像は鑁阿寺HPからお借りしました)


さて、こちらのお線香。
鑁阿寺で購入したものではなく、
鑁阿寺の近くにある、お香の専門店で
購入したものだそうです。

面白いのは、
「鑁阿寺の香り」と言っても、
鑁阿寺で実際に使用しているお線香ではなく、
鑁阿寺のご住職がお選びになった香り、
一緒に開発された香りということです。

焚いてみると、
なんともお上品な香りがします。
ずっしりした重々しい香りではなく、
軽やかな香りなのですが、
ケバケバしていない、
落ち着いた香りです。

ばんな寺線香②



この香り、
私の中では、1番好きな香りにランクインします!!

このお線香には、説明書きも付いていました。
それによれば、この「鑁阿寺の香り」は、
沈香、しかも伽羅を使ったお線香だということです。

沈香!!伽羅!!

沈香といえば、
お香の中では王様です。
1番が沈香、その次が白檀。
さらに、沈香の中でも香りが格別にいいとされている、
伽羅を使っているとは!!

しかも、沈香・伽羅の香木の
自然の香りを活かすため、
化学原料は一切使用しておらず、
すべて天然香料で作られているそうです。

なるほど、いい香りなわけだ…
この香りなら、家でずっと焚いていたいわ。

実際にお寺で焚いている香りではなく、
ご住職が選ばれたということで、
ご住職の
「鑁阿寺をこのように感じてほしい」
という気持ちが、
入っているように感じました。

香りによって、
お寺の雰囲気を鼻で、肌で感じられるのは、
素敵ですね。

鑁阿寺の境内には
天然記念物に指定されている、
樹齢650年の大銀杏があるようです。
もう少ししたら、
この大銀杏も黄色く色づくんでしょうね。
紅葉の頃、
また鑁阿寺に行ってみたいと思います。