古の香りを想像する

今日はひな祭り。

小さい頃も大人になった今でも、
ひな飾りの艶やかな平安装束には
心を踊らされます。

機会があれば
十二単を着て、お姫様気分を味わえたら…
なんてことも思ってます。

画像の説明



ところで
平安時代の貴族たちは
衣装に気を配っていただろうことは
容易に想像ができますが

衣装のほかにも
「香りを身にまとう」ことも
気を配っていたと考えられます。

源氏物語の中でも
「お香」や「香り」の描写は
度々登場しますし、

何より
「宇治十帖」の中心人物は
生まれつき体から佳き香りが漂うという
「薫」ですし。

現代と違い、
映画やテレビのような
視覚からの刺激が多い世の中ではありませんでしたから、

嗅覚からの刺激である「香り」の果たす役割というのは
重要だったのだろうなと思います。

平安時代の香りを想像しながら
ひな人形を眺めるのも
趣があるのではないでしょうか。